算命学は、陰陽五行論を基本とした古代東洋の自然観を理論体系化したもので、生年月日から宿命、運勢、バイオリズムなどを読み解きます。
人は生まれながらに「種」のようなものを持っています。
その種を見事に咲かせて生きるか、うまく育てられず枯らせてしまうのか。
例えば、自分はバラの種なのに、ヒマワリに憧れてヒマワリのように生きることは、とても不自然なことですね。
自分がバラであることを認め、バラらしく綺麗に咲き誇ること。
自分が持つ種。それが「宿命」です。
「宿命」は生年月日、親、生まれ育った環境など、自分で変えることができない領域です。
「運命」は後天的に、自分の意志で変えていくことができるものです。
進路や仕事、パートナー、住む場所、関わる人々や環境など、自分で選ぶもので「運命」は変えていけます。
算命学の宿命の星を知ることで、自分の得意や不得意、向き不向きがわかり、どう生きると自分らしく楽になるかがわかります。
バイオリズムをみることで、どのタイミングでどんな行動をすると自然で無理なくうまくいくのか、運気が上がるかがわかります。
バラはバラらしく、ヒマワリはヒマワリらしく咲き誇る。
算命学の宿命の星にも、いろいろな特性があります。
攻撃の星、守備の星、習得の星、伝達の星、引力の星。
どれがいい、どれが悪いということではありません。
どの星にも、いい面とあまりよくない面があるものです。
いい面を引き出すことを「陽転」、よくない面が出ることを「陰転」と言います。
星を陽転させて生きることが「星を輝かせて生きる」「あなたの魅力をめいっぱい発揮して生きる」ということになります。
「あなたは攻撃の星を持っています」と言われたら、
女の子としてはちょっぴりショックですよね。
「攻撃」という言葉のイメージから、他の人に対して暴言を吐いたり、
高圧的な態度で接したりしてしまうのでは？と心配になってしまうかもしれませんが、
物事には必ず二面性があるというのが算命学の考え方です。
攻撃の星は、「働き者」「一途」「スピード感」「チャレンジ」
「ストレートな人間」「正義感が強い」などの特性を持っていますので、
このような好ましい面を活かすことで「陽転」することができますよ。
算命学で読み解けることがらはいろいろあります。
兄弟姉妹の星、夫の星、妻の星、親の星、子どもの星、などなど。
宿命通りになる場合もあるし、ならない場合もあります。
子どもの星はひとつもないけど、お子さんがいて幸せな場合もあります。
逆に、子どもの星があっても自分の子どもはおらず、少年野球の監督になって子どもたちと接することで幸せに暮らす方もいます。
「あなたにとってどういう環境が幸せを感じやすいか」
というのがわかりやすくなるのが「宿命」の意味なので、「そうしなければならない」というよりは、
「そうしてみて自分に合っていたら採用！」としてもらうといいのではないかなと思います。
しばられる必要はまったくなく、あなたが幸せに生きられることを一番大切にしてもらえるといいですね。
